自殺すると場合によっては賠償金を払うことになる
底辺に生きている私達は常に心も人生も綱渡りな状態ですよね。
私自身も高校生の時に20歳までに人生が好転しなかったら死ぬという誓約書みたいなのを書いていました。なんやかんやで生きてアラサーになりましたが、現在も夢の中でくらいしか充実したものを見る事が出来ません。
現実での楽しみはエロビデオと漫画みる事くらいですかね!これがなかったら生きてないかもしれません。
くだらないと思うかもしれないですが何か生命線になるものは人間必ず必要ですから。
去年の自殺者数
昨年度の自殺者数は2万1140人です。1日に58人、1時間で2.5人の人が自らの命を絶っている訳ですね。さらにこれは国が認可した数ですので行方不明者や戸籍のない人を含めたらさらに増えます。
あなたが恋人や友達と過ごしてる時間、楽しいと時を過ごしてる間に、またはトイレにこもっている時間にでも必ず誰かしら思い悩み自殺しているという事です。
底辺な人生を過ごしている私も他人事ではありませんが、人生を謳歌している人も急に転落するかもしれません。
この数字に入らないように気をつけましょう。
賠償責任を払うことになるケース
自殺した結果、賠償責任を残された遺族や自殺に失敗して生き残った本人が払うことになる事があります。
もし家族に愛情がある人だったら死んでも死にきれない状態になってしまいますね。
死んでもただでは死なせてくれない。
電車への飛び込み自殺の場合
一番有名な話ですが、実際に相当な額が本当に請求されます。
振替輸送費、特急料金の払い戻し、余分な人件費、車体の修理費、また快速の電車に飛び込み自殺をすると衝撃で体がバラバラになりものすごい勢いで吹っ飛ぶので、それにぶつかって骨折する人とかもいるみたいです。
このような二次被害を含めると数千万円以上になることも珍しいことではないみたいです。
賃貸のアパート、マンションで自殺した場合
誰も人が自殺した部屋に住みたいと思いませんよね。
不動産は誰かが生活した状態で2年間がたたない限りは自殺した部屋という告知義務が発生します。そのため自殺の結果、誰も部屋を借りる人がいなくなった期間の家賃、部屋の清掃費用等を請求されます。
その賃貸の家賃にもよりますが100万円~400万円の請求が多いみたいです。
高層ビルから飛び降りた場合
飛び降り自殺による清掃費用などは高層ビルの企業などが保険に入っている為に基本的にかかりません。
もし仮に下に人がいて怪我などの二次災害があった場合のみ賠償責任が発生します。
非常に稀な自爆による自殺の場合
周囲の巻き込まれた死傷者の数や建物の破損にかかる全てを負担します。治療費、葬儀代、慰謝料、修理代など合計すると最悪の場合数億円の賠償責任になる事もあるでしょう。
賠償金を支払わなくても済む方法
それは家庭裁判所に行き相続放棄の申述というう手続きを行い、遺産相続を放棄する事です。
相続放棄は損害賠償も含まれますがもしプラスの資産があった場合そちらも受け取る事が出来なくなります。手続きは3ヵ月以内となっていて過ぎた場合できなくなる事があります。
もし相続しなければならない状況になってしまったら自己破産するしかありません。損害賠償は0になる事もありますが、今後ローンなどを銀行からお金を借りる事などが出来なくなります。
自殺未遂したらホームレスに諭された話
自分が19歳の時の事でした、中学でひどいいじめに合い精神病になり昼夜逆転の生活を7年間ほど送っていた年でした。
もう外に出ると楽しそうな人たちに嫉妬しまくりで先の人生を考えると絶望しか感じませんでした。
ある日頭が全く働かず、ああ、もう死のうと思い死に場所を求めて夜中に一人でさ迷って いました。なるべく自宅から遠くで死のうと考え、自電車を走らせてある公園に行きついたのです。
そして買っていたロープを木にくくりつけて死ねたら死のうとしました。
しかし呼吸がだいぶ苦しくなった時に木の枝が折れて失敗したのです。
しばらく放心状態になっていると「大丈夫か~」っと誰かに声をかけられました。身なりからするとその公園に住んでいたホームレスのようでした。物音がして起きてきたそうです。
首に縄をつけている自分の姿を見て死のうとしていたのを察した彼に「まず大きく息を吸ってみなさいと」言われました。
そのとき吸った空気で体の細胞がざわつくのを感じました。
ああ生きているのだと。
そして、ベンチで座って待っていなさいと言われ、しばらくするとホームレスの人が缶ジュースを持ってきてくれたのです。ないお金のはずなのに。
そして「私は息子を君と同じように自殺でなくしているんだ。」と自分の人生を語ってくれたのです。「子供を死なせてしまう親は罪人なんだよ、君は親を罪人にしたいのかい、それに君はまだ絶望するには早すぎるじゃないか」数十分ほど二人で話しました。
自分より絶望している人に生きる事を諭される事になるとは思いもよりませんでした。
「おじさんも人生をやり直せるように明日役所に行って相談してくるから君ももうちょっと生きてみると約束しなさい」と言われ約束し私は自宅に帰りました。
そして、しばらく家で寝込み色々考えながら数日過ごした後、おじさんにお礼をしなくてはならないと思い公園に行ってみたのですが、そこにはおじさんの姿もなく段ボールの家もなくなっていたのです。
きっと本当に役所に行って約束を果たそうとしてくれたのだろうと思います。
自殺未遂してから7年の月日が経ちました。
あれから昼夜逆転の生活も精神病も治り、新しく出来た友達と遊んだり、彼女が出来てデートしたりといった経験が出来ました。現在は月給15万円の契約社員ですがなんとか働いて過ごせています。
まだたまに死にたいとも思いますし、色んな問題もまだあってこの先の人生を考えると暗くはなりますが、もう絶望はしなくなりました。
まだ生きてみようと思える日がなんとか続いています。
あのホームレスのおじさんはどうしているのだろうか。ありがとうと伝えたい。
死ぬときには良い人生だったなと思えるように生きていかねば、幸せになろうと歩む権利は誰にでもあるはずですから。