壮絶な人生!!少年院送りを乗り越えてアイドルになった戦慄かなの
壮絶な人生を送ってきた戦慄かなのとは
現在ソロの地下ソアイドルで活躍している戦慄かなのさん。
講談社が開催するまったく新しい女の子を発掘する事を目的とされたミスid2018でサバイバル対象を受賞され、虐待や非行の果てに2年間も少年院で暮らしていたなど美人なのに壮絶な人生を歩んできた事で注目を浴びています。
以前記事で美形の人の人生は半分以上の人がイージーモードと回答していると紹介しました。
しかしながら世の中、美人でもイケメンでも苦労している人や辛い過去を持つ人はいるのだと改めて思いました。
ただ、同じうような状況でさらに見た目も良くない人はどうすればいいのかとも感じますが。なんとも差別的で格差の激しい世界です。
戦慄かなのが体験してきた壮絶な人生とは
母親からのネグレクト、虐待、学校ではいじめ
彼女の両親は幼い頃に離婚し母親はほとんど育児をしないネグレクトだったみたいです、家にも帰らずたまに帰ってきては幼い戦慄かなのと妹に暴力を振るったそうです。
母親は働いていたがほぼ自分優先で1カ月間同じ鍋料理を作ったり、1週間家に帰らず水道の水を飲んで空腹を紛らわせて過ごした事もあるそうです。
そんな中で彼女たちは風呂に入る、歯を磨くなど当たり前の事すら教わっていなかった。
小学4年生まで髪はボサボサ、毎日同じ服を着ている不衛生な彼女はいじめの的となりました。
自分も体験した事がありますが一度いじめを受けるとそこから抜け出すのは容易ではありません。
いじめは中学の三年間も続いたそうです。
こんな状態の子供がいるのに何もしなかった教師は何をしていたのか疑問に思いますね。
戦慄かなめさんは小学4年生から今も自律神経失調症とパニック障害を患っています。
中学2年生に自殺未遂をして救急車で搬送された事もあるそうです。
自分も強迫性障害と自殺未遂の経験はありますが、あの時の感情はきっと体験したことのない人には伝えようのない苦しみがあります。
高校中退後に非行行為を繰り返す
高校に進学した彼女は誰とも仲良くしたくなく孤独に便所飯で過ごしていたそうです。
それはそうでしょう、こんなに辛い体験をしてるのに他の同級生はのんきに学生生活を送っているだけなのですから、
そんな状況で彼女はだんだんと高校に通わなくなり、さらに母親からの呪縛に逃れたいのと思うようになり似たような環境の人達が多い新宿で非行仲間とつるむようになっていきます。
そして高校を中退し非行行為はどんどんエスカレートしていき彼女は何回も補導されたそうです。
そして家自体にお金がなかった訳ではないが戦慄さんと妹はネグレクト状態だったので貧困でした。
母親から離れるにはお金が必要、語られてはいませんがブラックなビジネスを繰り返し行っていたそうです。
しかし終わりは突然来ます。
事件を起こし逮捕されたのです。
エスカレートしすぎた非行行為やブラックビジネスの余罪もあり女子少年院で1年8カ月過ごす事になるのです。
普通であれば1年未満で退院できるが、獣のように荒んでいた彼女の心が落ち着くにはこれぐらいの時間が必要だったのです。
幾度も補導され少年院で2年間を過ごす
逮捕され、少年院で過ごすようになった彼女は最初はとても荒れていたそうです。
しかし少年院では先生と言われる法務担当官が数人いて、それぞれが3人ほど少女の指導に当たる。
ずっと反抗的な態度でひねくれていた彼女ですが、先生たちは厳しくも暖かく、時には頭をなで優しい言葉をなげかけ母親のように粘り強く彼女に向き合い続けた。
母親の愛情に飢えていた彼女の心は次第に落ち着いていったそうだ。
そして少年院では1日に多い時だと3回、
過去に向き合うために今まで自分が犯した罪の反省や、つらかった過去、その時どう思っていたかなどを振り返り作文にしなければならない。
それがとても辛くて彼女は現実逃避の為に勉強に打ち込んだ。
そして先生の影響で法務官という仕事に興味をもった彼女は高卒認定を受験し、大学にも進学し法律の勉強をしている。
今後はアイドルの立場を使って虐待されている子供を救いたい
ある日アイドルになろうと思い立った彼女は妹と一緒にダンスしている姿をツイッターに上げたところ、業界関係者からイベントの誘いがあってそこからアイドルとしての活動をはじめた。
アイドルみたいにブリッ子をするのではなく、気持ち悪い客には中指を突き立て、歯に衣着せぬ物言いで、ツイッターでも気に入らないことは気に入らないとはっきりたつぶやいた。
そんなアイドルらしくない振る舞いと壮絶な人生を知りファンが増えている。
彼女はそんなアイドルと立場とファンに協力してもらいながら、大学では法律の知識を身につけ、虐待を受けている子供達を救うNPO法人の設立する計画を立てているそうだ。
最後に
平成28年の虐待件数は約12万件にも及んでいる。未来を作る子供たちの今を戦慄させない為に、私たちも自分たちが何ができるのか今一度考えてみなくてはいけないのかもしれません。